大本 探求 (R6.8.24)
皆さま御機嫌いかがでしょうか、投稿者:加藤です。本日のお題は、「吉岡御啓示録」の後半部分を、大本 探求として解釈してみようと思います。先ず、本文の後半をもう一度お読み下さい。
神様第一、利他主義こそ天国形成の基本じゃ。労働は天国を怠惰は地獄を作る。健康は天人の相、故に身体を大切にして暴飲暴食を慎み、疲れた時は休養をとって楽しく暮らすがよい。鍼灸医術は火と水の御守護による療法、故に万病を治すことができる。金属はその精水、故に金属水といい、三尺の秋水とか汚血を瀉し清血を補して病を治すの法、故に補瀉迎随の法ともいう。「書いたものは残るが、言うたことは消えるさかい文句があったら口で言うこっちゃ」という人があるが、これは神様の実在を知らん故じゃ。云うた事は空中に録音されている。蓄音機のようになぁ‐。そやさかい暴言や悪い言葉は吐かん事じゃ、言霊ほど大切なものはない。神様の御恩を謝し朝夕拝をすることが最高の善行じゃ。神様の実在を認めん人間に善人はない。天地は神様のお体であり、自分が神様の中に生きさして頂いている事実が判った人間に悪いことはできんのじゃ。神様の実在を知る人間ばかりの世が即ちミロクの世じゃさかいになぁー。世界を一家にするというのは、単なる理想だけではないのじゃさかいになぁ‐.信者同志は特に仲ようして、会合所や支部ができたら、月次祭には参集し、おかげ話をし合うたりして、信仰をかためてくれよ。そして日頃の心がけでもなぁー。例えば、同じ品物を買うのでも信者の家で買うとか、職員を頼むのでも信者を雇うとかいう具合にして細かいところに心を使い、信者の繁栄は同時に大本の繁栄につながるのじゃさかい。排他主義でも何でもない。長所があれば短所もあるのが普通の人間じゃ。信者同志まづ一家になってくれ。それを実行してくれよ。毎日、『大本神諭』と『霊界物語』を拝読して神様のお心を知るのが天国へ行く近道じゃ。年に一度は本部へ参拝するのがよい。本部から出す書籍に眼を通し気を配っておれば、神様のお声が聞こえる。どんなことがあっても大本を離れなよ、石に噛り付いても神様の元から去らんようになぁー。大本の親舟に乗った安心さ。来るべき世に逢う時の準備こそ信仰力に勝るものなし、信仰は理論ではない。神を信ずることである。」
この秋は 雨か嵐か 知らねども
今日のつとめに 田草取るなり
白米は 分析せずとも 喰えるなり
身魂の糧なる信仰も同じ
吉岡御啓示録を、全四回の連載で投稿していますが、今回の投稿が最後の四回目とる後半で、この後半部分は、日月神示の理解を進めるにも大切な部分になると投稿者:加藤は思います。昔の言葉なので、解り難い日本語ですが、頑張って読んで行きましょう。
「神様第一、利他主義こそ天国形成の基本じゃ。労働は天国を怠惰は地獄を作る。健康は天人の相、故に身体を大切にして暴飲暴食を慎み、疲れた時は休養をとって楽しく暮らすがよい。鍼灸医術は火と水の御守護による療法、故に万病を治すことができる。金属はその精水、故に金属水といい、三尺の秋水とか汚血を瀉し清血を補して病を治すの法、故に補瀉迎随の法ともいう」なんとも難解な日本語に感じますが、現代語にして、内容を簡潔にすると、少々宗教的な道徳観だといえます。神様第一、利他主義は理想ですが、実践はなかなかに難しい、しかし労働は天国を形成し、怠慢は地獄を形成することは、基本的な社会生活を送っている人々は行っていることでしょう。それでも肉体は蝕まれて行くので、暴飲暴食を控えて、疲れたら休めと言っています。火と水の御守護による療法とありますが、大本や日月神示では「火」と「水」を非常に大切にしています。
「『書いたものは残るが、言うたことは消えるさかい文句があったら口で言うこっちゃ』という人があるが、これは神様の実在を知らん故じゃ。云うた事は空中に録音されている。蓄音機のようになぁ‐。そやさかい暴言や悪い言葉は吐かん事じゃ、言霊ほど大切なものはない。神様の御恩を謝し朝夕拝をすることが最高の善行じゃ。神様の実在を認めん人間に善人はない」の文章は、スピリチュアル系に興味のある人には説明は不要だと思いますので、解釈は省きますが、大切な部分です。言霊 (ことたま) は大事なものということです。
「神様の実在を認めん人間に善人はない。天地は神様のお体であり、自分が神様の中に生きさして頂いている事実が判った人間に悪いことはできんのじゃ。神様の実在を知る人間ばかりの世が即ちミロクの世じゃさかいになぁー」我々人間は、自分達が一番偉い種族と勘違いしているので、神は自分の外側に存在していると思い込んでいるけれど、我々人間は神の中に存在していて、かつ我々の中にも神が存在していることを理解しなければならない。それを理解できると、自然に悪の行は出来なくなる。それがミロクの世だという意味です。
最後まで読んでいただき、有難う御座いました。次回も宜敷く御願い致します。