第六巻 日月 (ひつ九) の巻 第六帖 (R6.12.16)
皆さま御機嫌いかがでしょうか、投稿者:加藤です。今回のお題は、日月神示 第六巻 日月 (ひつ九) の巻 第六帖です、お読み下さい。
第六巻 日月 (ひつ九) の巻
第六帖 (一七九)
アメツチノトキ、アメミナカヌシノミコト、アノアニナリマシキ、タカアマハラニミコトトナリタマヒキ。今の経済は悪の経済と申してあろがな、もの殺すのぞ。神の国の経済はもの生む経済ぞ。今の政治はもの毀す政治ぞ、神の政治は与へる政治と申してあろが。配給は配給、統制は統制ぞ。一度は何もかも天地に引上げと申してあるが、次の四 (よ) の種だけは地に埋めておかねばならんのざぞ。それで神がくどう申してゐるのぞ。種は落ちぶれてゐなさる方 (かた) で守られてゐるぞ。上下に引繰返ると申してある事近づいて来たぞ。種は百姓に与へてあるぞ。種蒔くのは百姓ぞ、十月の二十二日、ひつ九かみ。
(太陽出版 新版 ひふみ神示 144頁 より)
* 引用文献に誤植がありましたので、修正して投稿しています。誤 (次の四 (よ) の種だけは字に埋めておかねばならんのざぞ) 、正 (次の四 (よ) の種だけは地に埋めておかねばならんのざぞ) です。
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日月の巻 (日の巻と月の巻) は、日本神話が降ろされていることが大きな特徴となります。日本神話といっても「古事記」に登場する神々の話であるのだが、話の内容が異なる。この「異なる箇所」に大きな神意 (密意) が隠されていると投稿者:加藤は思います。
本帖に登場する「アメミナカヌシノミコト」とは「天御中主命」であり、古事記と同じく、神話の最初に登場する「根元神」とされている。「アノアニナリマシキ (アのアに成りましき) 」とは、言霊であると思われますので、解釈は言霊の知見が必要となります。しかし投稿者:加藤は詳しく言霊の知見を持たないために、深く解釈することは出来ません。知る限りの知識で説明すると、「ア」はアイウエオの五大母音で、統括的役割の最初の言 (コト) ですので、ここでの意味は、最初のア、根源のアという意味を示しているのだと投稿者:加藤は思います。ちなみに「高天原」ですが、本帖表記の「タカアマハラ」以外に「タカマガハラ」や「タカマノハラ」などと読みますが、基本的に神々の言葉に濁点が入ることはありません。ですので「タカマガハラ」は人間界だけの言葉だと思ってよいと投稿者:加藤は考えています。また日月神示では「タカアマハラ」で統一されています。
本帖に示されている「経済と政治」ですが、人間の政治と経済は「悪」で、もの殺す経済、もの毀す政治と示すのに対して、神のそれは、もの生む経済、与える政治と示されています。「体主霊従」と「霊主体従」の違いが、政治と経済に反映されています。尚、ここで注意が必要なことは、本帖が降ろされて時代背景であり、大日本帝国が昭和十三年に制定した「国家総動員法」により、食料や物資は軍事優先となり、国民には「統制経済」に基づき「配給」が成されました。これこそが「配給は配給、統制は統制ぞ」です。本帖が降ろされた昭和十九年十月は、大東亜戦争も終盤になり、日本国の敗戦が極めて濃厚となり「配給と統制」の厳しさは頂点に達していました。これこそが「もの殺す経済、もの毀す政治」以外の何ものでも無いと投稿者:加藤は思います。
最後まで読んでいただき、有難う御座いました。次回も宜敷く御願い致します。