大本 探求 (R6.8.3)
皆さま御機嫌いかがでしょうか、投稿者:加藤です。本日のお題は大本 (出口王仁三郎) 探求になります。当ブログでは、お馴染みの名前だと思います。しかし、大本や出口ナオ、出口王仁三郎に付いて、深掘りした投稿はありませんでしたので、この辺で出口王仁三郎という人物が、いかに凄い人物だったのかが理解できる内容の投稿をして置くことにしましたので、読んで下さい。
さて、出口王仁三郎を知るには、出口王仁三郎の出生から説明するべきだと思います。しかし先ずは、出口王仁三郎という人物の凄さを知った以降でも良いと投稿者:加藤は思いますので、今回の投稿では、吉岡御啓示録の全文を投稿したいと思います。出口王仁三郎といえば「霊界物語」だろうと思う方も多いと思いますが、吉岡御啓示録と霊界物語は兄弟の様な文献だと投稿者:加藤は理解しています。
吉岡御啓示録とは、第二次大本弾圧の後に、出口王仁三郎が釈放されたのは大東亜戦争が終戦した後の事です。獄中にて患った神経痛の療養に、昭和二十年十二月十日から翌年一月六日まで、鳥取県の吉岡温泉に逗留して、大本信徒に向け「最後の言葉」を残しました。それが吉岡御示啓録です。以下に全文を掲載します。
聖師「この物の不自由な時によう来たなあ‐。平和な時となったんで段々物が豊かになり、食べ物も余る程できるようになる。しかし、安心するなよ、大三災はこれからじゃ。大小の地主がなくなり、農地は解放される。植民地は弱肉強食の産物、白人であろうと黒人であろうと、一切平等でなければならない。霊ほど大切なものはない。植民地の解放運動が起こり、世界中の植民地や属国は続々と独立する。アメリカは斜陽化し、二流国となり、アメリカはその政策を捨てずベトナムに手を出し、上げも下ろしもならん事になり、遂には、日本にさえ商戦に負けたり、眼中にもなかった国に頭を下げたりする事になる。この国は統一され強大国となる。アメリカは『腐っても鯛じゃ』とその膨大な軍事力を過信しとったら、アメリカが勝つと皆思うておるがなあー。今度は神様とソ連との戦争じゃ。原子爆弾など神様の眼から見たら線香花火に等しい。だが、悪魔は今の原爆の何千倍もある奴や、毒素弾、生物弾など最終兵器を作るので大三災はこれからだぜ、本当の火の雨じゃ。お筆先に『世界の人民三分になるぞよ』とあるのは三割の事ではない。ホンマの三分じゃ。三分どころか二分も難しい。神様のお力はその最終兵器の何万倍、否無限である故、神様のご守護があれば、こんな物は無効じゃ…。何処に居ても救われる。兇徒界でさえ、火伏の法と言うのがあって、火中を平気で歩いたりする。これは日本の行者や山伏の専売特許ではなく、印度やマレーにもある。神様は言霊の力だけで一人でも多く、否世界中の人間を助けたいばかりに御苦労なさっておられる。しかし、お筆先にも、『やむを得ずの事が出来(しゅったい)致すぞよ』とあるし、『おそしはやしはあるなれど、筆先に出した事は毛筋の横巾も間違いはないぞよ』とある。『立替を指折り数え松虫の冬の霜先あわれなるかな』『立替を世人の事とな思いそ立替するは己がみたまぞ』との神歌もある。立替がいつ来ようと人間はすべてに最善を尽くしておかねばイカン。神様第一として、よく働き、少しでも神様にご苦労をかけん様にすべきじゃ。先ず自分の心を立て替えて心に天国を形づくり、家に世に天国浄土を作るため、努力するのが行じゃ。『行』とは断食をして滝に打たれたり、逆立ちして山を登ったりする事が決して正しい『行』ではない。山の木を切った後は必ず苗木を植えんとなぁ‐。山は緑に、田は黄色く実り、家は美しく、家内和合、屋敷には花や庭木を植えて庭園を造る。この場合、松(赤松)と梅は一、二本づつでも植える。墓地は花壇の如くするのが天国の相。理想じゃが。そして月に一度は氏神様と墓地に参拝すればよい。これでこそ信者じゃ。大峠となったら食物どころか酸素さえ乏しくなることがある。その時は、上に横穴を掘って、うつ伏せとなり、梅漬けを口に含んでジットしておればよい。また、女松(黒松は松に似た木じゃ…)の葉をシガンでおったら餓えを凌げる。故に土地のある人は、家族が一年中頂ける梅漬けを確保するだけの梅の木を植えておくことじゃ、但し、梅を漬けるのに色素を使わず、シソを使うことじゃ。シソには梅に含有しておらん栄養分を持っていて梅にしみ込むのでなぁ‐。梅は消化したらアルカリ性となり、血液の酸化を防ぐので健康上よいから、毎日一つ以上は頂くがよろしい。火を大切にする人はあるが、お土と水の有り難さを知らん人が多い。お土やお水の神聖を知らず、山の境界を争ったり、水喧嘩をしたりする者がある。奪った山の木で建てたお宮や、奪った畑で作った果物、盗った水で作ったお米をお供えしても神様は受け取って下さらん。お供え物は清らかな物でないとイカン。獣肉などは絶対に悪いが、エスキモーが供えるトナカイの肉は御笑納あそばされる。また、日本人でも、深山で働いておって、牛肉の缶詰一つしかないとする、そこで止むを得ずお詫びをして、その牛缶をお供えした場合は、神様はこれを光り輝くお米と換えて下さって受け取って下さる。要は真心じゃ。ただし、牛肉を絶対食べるなと云うのではない。ケモノは人間を見たら腹を見せるもの故、お尻や太腿に肉が着き、鳥は腹に、魚は背中についている。こうして人間に近い所についているのは、人間は万物の長のこと故、これ等を活用するよう神様がそうなさってある。お土やお水を穢して何とも思わん人間ばかりじゃ、お土は神様のお体であり、お水は血液じゃ。農家は自分の田よりも先に他家の田の水を心配し合い、商人は薄利で、工業家は損益を超越してよい品を作る、という風な人間ばかりであったら世の中は平和なんじゃがなぁ‐。先あわれなるかな。神様第一、利他主義こそ天国形成の基本じゃ。労働は天国を怠惰は地獄を作る。健康は天人の相、故に身体を大切にして暴飲暴食を慎み、疲れた時は休養をとって楽しく暮らすがよい。鍼灸医術は火と水の御守護による療法、故に万病を治すことができる。金属はその精水、故に金属水といい、三尺の秋水とか汚血を瀉し清血を補して病を治すの法、故に補瀉迎随の法ともいう。「書いたものは残るが、言うたことは消えるさかい文句があったら口で言うこっちゃ」という人があるが、これは神様の実在を知らん故じゃ。云うた事は空中に録音されている。蓄音機のようになぁ‐。そやさかい暴言や悪い言葉は吐かん事じゃ、言霊ほど大切なものはない。神様の御恩を謝し朝夕拝をすることが最高の善行じゃ。神様の実在を認めん人間に善人はない。天地は神様のお体であり、自分が神様の中に生きさして頂いている事実が判った人間に悪いことはできんのじゃ。神様の実在を知る人間ばかりの世が即ちミロクの世じゃさかいになぁー。世界を一家にするというのは、単なる理想だけではないのじゃさかいになぁ‐.信者同志は特に仲ようして、会合所や支部ができたら、月次祭には参集し、おかげ話をし合うたりして、信仰をかためてくれよ。そして日頃の心がけでもなぁー。例えば、同じ品物を買うのでも信者の家で買うとか、職員を頼むのでも信者を雇うとかいう具合にして細かいところに心を使い、信者の繁栄は同時に大本の繁栄につながるのじゃさかい。排他主義でも何でもない。長所があれば短所もあるのが普通の人間じゃ。信者同志まづ一家になってくれ。それを実行してくれよ。毎日、『大本神諭』と『霊界物語』を拝読して神様のお心を知るのが天国へ行く近道じゃ。年に一度は本部へ参拝するのがよい。本部から出す書籍に眼を通し気を配っておれば、神様のお声が聞こえる。どんなことがあっても大本を離れなよ、石に噛り付いても神様の元から去らんようになぁー。大本の親舟に乗った安心さ。来るべき世に逢う時の準備こそ信仰力に勝るものなし、信仰は理論ではない。神を信ずることである。」
この秋は 雨か嵐か 知らねども
今日のつとめに 田草取るなり
白米は 分析せずとも 喰えるなり
身魂の糧なる信仰も同じ
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いかがでしたでしょうか?背筋が寒くなった方が多いと思います。昭和二十年に、ベトナム戦争の事まで予言し、その戦争の結末までもが予言通りになっています。そして現在の令和六年、第三次世界大戦の引き金となりそうな、ロシアとウクライナの戦争も予言しています。来週からは、この吉岡御啓録を何回かに分けて、解釈をして行きます。大本、出口ナオ、御筆先、出口王仁三郎、霊界物語、吉岡御啓録等々は、日月神示を理解する上で、切ってもきれない関係があると投稿者:加藤は考えています。
最後まで読んでいただき、有難う御座いました。次回も宜敷く御願い致します。