ヒフミヨイムナヤコト 探求 #2 (R7.11.12)

 皆さまご機嫌いかがでしょうか、投稿者:加藤です。今回の探求は「ヒフミヨイムナヤコト (一二三四五六七八九十)」の二回目となり、前回の投稿の続きとなります。前回の投稿で紹介した書籍、株式会社 ヒカル ランドから出版されている「日月神示のことはこの人に聞け! 日月神示・岡本天明———内奥への道しるべ」黒川柚月 著の内容の一部分を引用して紹介したいと思います。前回の投稿でも書きましたが、本書籍は、日月神示の「暗号めいた数字」を理解するためには、非常に有益な書籍であると投稿者:加藤は思いますので、ぜひ皆さまも手に取って読んでもらいたいと思います。

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 では、著書の一部分を引用させてもらいます。

* 以下引用開始

黒川 「ヒフミヨイムナヤコト」は、一から十の数字を、ただ一が二になりましたと話しているのではなくて、天地創造の宇宙の始まりから完成までを示している。

 ヒが霊、フがミとつなぐ風の働き、ミが体で、「ひふみ」がそろうと、宇宙の基本はそろう。

 その次にヨが生まれる。「ヨ」は世界です。

 「ひふみ」の根元は霊体で人に宿っています。その後、世界「ヨ」が生まれるのです。世界より先に原人(『日本書紀』では原初の神聖たる国常立尊) が存在したことになります。

 「イツ」は「出 (いづ) 流」です。出現する働き (流出) が五なのです。

 後に五行など、いろいろ現れがあります。

 「ム」は「ムス」です。昔「虫が湧く」と家でお母さんがよく言っていましたが、生物の発生です。燃え上がることは古語で「ムユゥ」と言います。「萌え」もそうです。湧き上がってくるものはムの働きなのです。

 「ナナ」は「成 (なり) 」、完成するものです。

 あとは、「 (鳥が) 鳴く」、「 (人が) 泣く」、「鳴門」のように、「イツ (五、出づる) 」の出現する働きから五六七は派生を司り、成るものがナナ (七) 。

 「ヤ」は弥 (いやさか) です。開いていく姿、創造の力が拡がっていく。

 「コ」は凝り固まるとか集まってくるもの。人の心もそうです。コは九です。

 「ト」は「足る」です。「足るを知る」のように、完成という意味です。

 「ヒフミヨイムナヤコト」は、宇宙の根源のヒ (光) から始まり、体ができて、世界ができ上がる、世界より先に人 (ヒ) の身と体 (ミ) ができている悟りです。

 原初に巨人がいたという原人神話が残されています。

 中国の盤古 (ばんこ) とか、カバラではアダム・カドモンというのですが、宇宙の次に人間の原型が出来た。インドのヴィシュヌ信仰も同じです。

 「ひふみ」の原初の霊体 (一二三) が生まれ、その後、世界 (四) ができて、新プラトン主義で「流出 (五) と言う、世界が創造の段階になっている。

 四五六七八まで広がったものは、九で集合して、十で足る (完成する) 。

 「ヒフミヨイムナヤコト」はただ数字を唱えているだけではなくて、宇宙が創造してから完成するまでの形です。

 過去の回でも何回かご説明しましたが、大八洲 (おおやしま) とか八百万 (やおよろず) の神と言ったときは「八」がつきます。「八」は開いている姿です。八百万の神なのですが、実はまだ完成していない。

 まだ、これから生まれてくる世界があり、九 (コ) と十 (ト) は現界で現れていない。

 十進法で十 (ト) まで出たら完成するのですが、この世界はまだ八の世界ですよと、日月神示には何回も出てきます。

* 以上引用終了

 いかがだったでしょうか?興味深い文章だと投稿者:加藤は感じます。皆さまもぜひ本書籍を手に取って読んでみて下さい。

 最後まで読んでいただき、有難う御座いました。次回も宜敷く御願い致します。