五十黙示録 第一巻 扶桑之巻 第十帖 (R7.10.8)

 皆さま御機嫌いかがでしょうか、投稿者:加藤です。今回のお題は、五十黙示録 第一巻 扶桑之巻 第十帖です、お読み下さい。

五十黙示録 第一巻

扶桑之巻 第十帖

 赤丹 (あかに) の頬にきこしめしませ御酒 (ミキ) たてまつる。何事が起って来ても先ず喜こんで迎へねばならんぞ、近づいてくるのは呼びよせたからぢや、こんないやな、きたないものは、ごめんぢやと申す人民もあるなれど、それは皆己の心のうつしでないか。内に無いものが外から近よる道理ないのぢや、どんなものでも、喜んでむかへるとよろこびとなる結構な仕組、よく会得せよ。何事も一段づ ゝ、一歩づつぢや、一足飛びは大怪我のもと。

(太陽出版 新版 ひふみ神示 759頁 より)

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 本帖の冒頭も片歌です。赤丹 (あかに) の頬とは、赤い頬という意味です。きこしめしとは尊敬語で、例としては、お飲みになる、召し上がる、お聞きになる、承知なさる、等の意味になるのですが、「酒を飲むことをシャレて言う場合に用いる言葉としても使用したようです。御酒 (ミキ) たてまつるは、酒を差し上げる、などの意味で、目上の相手に酒をすすめている様子を表現しています。ですので、全体的な意味としては「酒を飲み、頬を赤くした目上の人に、さぁさぁもう一献どうぞと酒をすすめている」という意味です。

 さて、本文の方ですが、日本語として難しいことは書かれていないと投稿者:加藤は思います。だだ、本帖の内容的には、日月神示が伝えたい大切な部分の一片が凝縮されているとも投稿者:加藤は思います。本文の解釈はしませんが、チョットだけ説明を入れると、本帖の内容を実行するとなると大変だと感じる方が多いと思います。本帖では「どんなに嫌なことでも、喜んで迎えなさい」と伝えているのです。そんなのキッツイよネェ〜〜!でも少し立ち止まって考えて見てください。これは日月神示の文章です。神が「そんな無茶苦茶なこと」は言いません。人間の三大不幸とされている「貧、病、争」これらが「嫌なこと」です。当ブログをご愛顧くださる皆さまは、もう気付いていると思いますが、これは「メグリ」カルマです。「嫌なこと」とは、そのカルマの清算ですので、喜んで迎えなさいと伝えているのです。

 最後まで読んでいただき、有難う御座いました。次回も宜敷く御願い致します。