混沌から光明へ 探求 ॐ18 (R7.8.20)

ॐ18

「きみのその体験は精神異常ってやつだよ」

「ソラザインをあげるから」

「そんなこと、本物じゃないさ」

「妄想だよ、妄想」

「きみが神だって、どういう意味?」

その可能性の認識は

体験それ自体を通じて直接訪れているか

もしくは推論によって 知性を通じて訪れているかもしれません

論証に論証を重ねて合理的人間というものの奇妙な位置を見抜き

世の中には自分はまだ体験していないけれども

何かほかのものがあるにちがいないことに気づく

ともかく「何かほかのもの」に実在を演繹するのです

それははっきりとしたものではないし

とくにその気にさせてくれるものでもない

まだそれを直接体験したわけではないのですが

何かほかのもの とにかく何かがそこにあるにちがいないと思う

そうして今度は 聖ヨハネやアヴィラの聖テレサなどの

歴史に残ったあらゆる神秘家や予言者の書物を読みあさる

そこで あなたは言う

「さて、この連中が全員イカレてるってことはあるまいし、

何かについて喋っているにちがいない」

ここであなたは この他なるものの実在を推論するわけですが

まだ腹の底からわかってはいない

さあ その宙ぶらりんの状態はしんどい

* 本投稿の趣旨が解らないという方は、当ブログのカテゴリー「お知らせ」の「混沌から光明へ 投稿開始! (R7.6.13) を一読願います。

 最後まで読んでいただき、有難う御座いました。次回も宜敷く御願い致します。