混沌から光明へ 探求 ॐ17 (R7.8.15)

ॐ17

ウイリアム・ジェームズ曰く

  われわれの正常な目覚めた意識というのは、

  一種の特殊なタイプの意識にすぎない。

  それがどんなに圧倒的なものであれ、そこから薄い皮膜に隔てられたところには、

  まったく異なる潜在的な形態の意識がいくつも存在している。

  われわれはその存在を想像だにせず一生を過ごしかねない。

  しかし必要な刺激に逢えば、わずかに触れただけで、

  そうした意識はその全体像をあらわにする。

  おそらく、どこかに応用と適合の場をもつ、明確な精神状態の数々。

  これらの異質な形態の意識をまったく無視した宇宙観は、

  いかなるものであれ、全体性という点において完璧なものではありえない。

  問題はそれらをどう扱うかということである。

  それらが通常の意識とあまりにもかけ離れているからだ。

  それらはある一定の姿勢は示すが公式は明かしえず、

  ある領域を開示はするが、その地図を与えてはくれない。

と ジェームズは締めくくります

  それらの意識の諸状態は、

  われわれがリアリティについて未熟な結論を下すことを許さない。

彼の忠告にもかかわらず

われわれ (の大半) はリアリティについての結論を下してしまっています

* 本投稿の趣旨が解らないという方は、当ブログのカテゴリー「お知らせ」の「混沌から光明へ 投稿開始! (R7.6.13) を一読願います。

 最後まで読んでいただき、有難う御座いました。次回も宜敷く御願い致します。