第一一巻 松の巻 第十三帖 (R7.6.9)
皆さま御機嫌いかがでしょうか、投稿者:加藤です。今回のお題は、日月神示 第一一巻 松の巻 第十三帖です、お読み下さい。
第一一巻 松の巻
第十三帖 (三〇四)
この世界は浮島であるから、人民の心通理、悪くもなりよくもなるのざぞ。食ふ物ないと申して歩き廻ってゐるが、餓鬼に喰はすものは、もういくら捜してもないのぞ。人は神の子ざから食ふだけのものは与へてあるぞ。神の子に餓死 (うえじに) はないぞ。いやさかのみぞ。此処は先づ世界の人民の精神よくするところであるから、改心せねばする様いたすぞ、分らんのは我かまうひと慢心してゐるからぞ。旧五月十六日、あめのひつ九の⦿。
(太陽出版 新版 ひふみ神示 260頁 より)
|
価格:8800円 |
![]()
本帖では書き出しからこの世界を「浮島」と例えています。これはどういう意味かというと、浮島は大地に固定されたものではなく、水の流れでフラフラと移動する様を、人間の心と人間の世界の関係を例えているのだと投稿者:加藤は思います。最近ではよく聞くようになった「引き寄せの法則」の話ですが、これは集団意識による「結果」のことで、世に出回るガセネタ本のように、個人が大金持ちになりたいと、強く思えば「億万長者」になれるなど、決してアリエナイことです。人間の心 (意識) とは強い力を持っていることは確かなことで、その意識が個人ではなく集団の意識となったとき、この世界は人間の心通り、悪くもなり善くもなるのです。理解し難いかもしれませんが「地上界を支配しているのは、人間の心が最も大きな要因だ」ということなのです。もっと壮大な話をするならば、人間の集団意識は、人間以外の自然界や宇宙に至るまでもが、人間の想念波動に影響されているということです。
「餓鬼に喰はすものは、もういくら捜してもないのぞ。人は神の子ざから食ふだけのものは与へてあるぞ」ですが、ここは少々言葉を変えて読まないと、難しいかもしれません。この文章に出てくる「餓鬼」とは、日月神示でいう「獣」のことだと投稿者:加藤は理解しています。ですのでこの文章は「神人」対「獣」の話になると投稿者:加藤は思います。ミロクの世に移行できるのは「神人」だけであり、「獣=悪」はミロクの世に移行することは出来ない (餓鬼に喰はすものは、もういくら捜してもない) と読み取れます。
「此処は先づ世界の人民の精神よくするところであるから」ですが、この文章は読み手によって、受け取り方がかなり違うのかもしれません。投稿者:加藤が日月神示的に解釈すると「此処 (人間界) は、身魂磨きの道場である」と解釈できます。もっとゲスな言い方をするならば「此処は、出来の悪い魂の刑務所 (更生訓練所) だ」ということです。
最後まで読んでいただき、有難う御座いました。次回も宜敷く御願い致します。