混沌から光明へ 探求 ॐ56 (R7.11.21)

ॐ56

かつてわたしは おそらく多くの人とおなじように よき食欲人間でした

冷蔵庫をあけると いくら超スピードで詰めこんでもまにあわないほどでした

ちょっと食べてみよう! 何から何までよだれが出そう

アイスクリームもあるぞ 刺激が反応を呼ぶ それからキャベツのサラダだ

おっ 酸っぱそうなピクルス これはアイスクリームと合いそうだな

ングングングングググググ!

まったく! やりすぎといいましょうか!

花まで食べてしまうんだから

味覚のトリップはどこまで行ってもきりがない

わたしはその伝統のまっただなかから出てきました

わたしがどんなところから出発したかわかってもらえますか?

——どんな深みから這いだしてきたか

十代のなかばになったとき わたしはあんまり太っていたもので

服は全部特別あつらえにしなくてはなりませんでした

子供のころ店に行くと 母は「お尻の大きいLLサイズを見せてください」と言ったものです

その食欲ってやつを追っぱらうために

少なくとも一万ドルの精神分析代を払いました

これでもう わたしが食欲トリップを語るのに

ある感慨をもっていることがおわかりでしょう

そこへ今度は突如として この新手の天下りたる詔です

すべての行為は捧げられる

すべての行為は捧げられる

* 本投稿の趣旨が解らないという方は、当ブログのカテゴリー「お知らせ」の「混沌から光明へ 投稿開始! (R7.6.13) を一読願います。

 最後まで読んでいただき、有難う御座いました。次回も宜敷く御願い致します。