第一一巻 松の巻 第十五帖 (R7.6.11)
皆さま御機嫌いかがでしょうか、投稿者:加藤です。今回のお題は、日月神示 第一一巻 松の巻 第十五帖です、お読み下さい。
第一一巻 松の巻
第十五帖 (三〇六)
この神示うぶのままであるから、そのつもりで、とりて呉れよ。嘘は書けん根本ざから此の神示通りに天地の規則きまるのざぞ、心得て次の世の御用にかかりて呉れよ。世界の事ざから、少し位の遅し早しはあるぞ。間違ひない事ざぞ。大将が動く様では、治らんぞ。真中動くでないと申してあろが、此の世の頭から改心せねば、此の世治まらんぞ。此の方頼めばミコトでおかげやるぞ。竜宮のおとひめ殿烈しき御活動ぞ。六月三十日、あめのひつぐのかみしるす。
(太陽出版 新版 ひふみ神示 261頁 より)
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価格:8800円 |
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本帖は「鍵」となる書き出しの「この神示うぶのままであるから」の「うぶ」がどのような意味なのかを理解しないと、サッパリ解らないと投稿者:加藤は思います。「うぶ」とは「産・生・初」などの意味だと思われますが、これらの漢字を一般的な意味で理解しようとすると「生まれたまま」「素直なこと」「手付かずの自然」などの意味だと思います。そう考えると「この神示は、人間の思惑がなく、神が直接に降ろしたもの」ということになります。スピリチュアル的な言葉でいうならば「天直流の神示」ということでしょうか。さて、少々ヤヤコシイ話ですが、人間の思惑がない天直流の神示とは何なのか?を説明しておかないと、いけないと思いますので、かる〜く説明します。新興宗教などで「神からの神託がありましたので、今日は信者の皆様方に伝えます」などとはよく聞く言葉だと思います。マァ十万歩譲って、その人が神と対話をしたとしましょう。そしてその人の言葉で、その神託を人々に伝える、ト・ユウコトハ … その人の思惑が入り込んでいる言葉となります。その人を介さずに、神が直接的に人々に神託を伝えているならば天直流の神託となりますが … こんな説明で解ります?
黒川 柚月氏の「岡本天明伝」によると、岡本天明の同志に、矢野 シンという女性が居たそうです。その女性は非常に高水準の霊能力者だったそうですが、彼女の識字力は、どうにかこうにか読み書きが出来る程度だったそうです。しかし日月神示の原文 (日月神示の原文とは、一から十、百、千などの数字や仮名、記号などで成り立っている暗号のような文章) を彼女はスラスラと読んだということです。しかも彼女は「この筆 (神示) は大神様の御真筆ですよ」と口走ったということです。ちなみに、日月神示は岡本天明により自動書記で降ろされた神示ですので、岡本天明の思惑は入る込む余地はなく、矢野 シンの「この筆 (神示) は大神様の御真筆ですよ」との言葉を合わせてみても、「天 (国常立大神) 直流の神示」だということになりますので「嘘は書けん根本ざから此の神示通りに天地の規則きまるのざぞ、心得て次の世の御用にかかりて呉れよ」という文章に続くのだと投稿者:加藤は理解しています。
最後まで読んでいただき、有難う御座いました。次回も宜敷く御願い致します。